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スカンジナビア・ムード ~ ミカラ・ペトリの名作再び!!

ミカラ・ペトリ 生誕60年記念!
コンプリートRCAアルバム セレクションから。



 317.jpg

01.グリーグ:朝(朝の気分)~「ペール・ギュント」第1組曲第1曲
02.アルヴェーン:テーマ~スウェーデン狂詩曲第1番Op.19「夏至の徹夜祭」
03.ロルフ・ラヴランド:ノクターン
04.Trad:森の深い静けさ
05.ニールセン:スピニング・トップ
06.フィニ・ヘンリクス:子守歌
07.Trad:カラスは木の高いところにとまった
08.ニールセン:霧が晴れてゆく
09.Trad:おお、ヴェルメランド、なんと美しいのか
10.ウルリック・ノイマン:愛のワルツ
11.ペッテション=ベリエル:夏の歌
12.フィン・ジーグラー:ワルツ・フォー・ユー
13.Trad:ペル・スペルマン
14.エヴェルト・タウベ:ノクターン
15.カール・ミカエル・ベルマン:私は庭で飛ぶ蝶々を見る
16.フィニ・ヘンリクス:蚊の踊り
17.グリーグ:春~12の歌Op.33
18.オーレジョルグ・リーデル・ブル:羊飼いの少女の日曜日
19.Trad:ポールはめんどりを庭で羽ばたかせた
20.ジョルグ・リーデル:私は花を咲かせた―イダの歌
 (スウェーデンのTVシリーズ「リュンネベルクから来たエミール」より)

 ミカラ・ペトリ(リコーダー)
 ボー・スコウフス(バリトン 4, 15)、フィン・ジーグラー(ヴィブラフォン 12)
 ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(ベース 9, 19)
 ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ジェームズ・ジャッド(指揮)
 RCA 1999年, ロンドン, ウィットフィールド・スタジオでの録音





┃ついにキターーーーっ! ペトリのRCA録音全集♪

近年、ボックスブームになって以来、ず~~っと待ち望んでいたセットがついに発売!! 現代リコーダー界のレジェンド、ミカラ・ペトリのRCA録音全集が先日発売になった。

説明不要だろうが興奮しているので説明する。ミカラ・ペトリ(Michala Petri, 1958-)はデンマークのリコーダー奏者。3歳からリコーダーをはじめ、5歳のときにはデンマークのラジオに出演するなど早熟な才能を開花させ、以後世界各地で演奏を行っている。

彼女がスゴイのはその音楽的見識の幅広さ。リコーダーの故郷であるアーリー・ミュージックはもちろん、トラディッショナルもやるし、共演はホリガー、クレーメル、セルシェル、バルエコといったクラシックの巨匠たちから、ジャズの鬼才キース・ジャレットと、幅広いジャンルのアーティストに及ぶ。

さらに現代音楽にも熱心で、多くの作曲家が彼女のために作曲し、レコーディングにも積極的。まさに20世紀のリコーダーのレジェンドというべき活躍ぶり。

このセットはキース・ジャレットとの名盤の誉れ高いバッハやヘンデル、私生活のパートナーでもあるラース・ハンニバルとの共演盤、イ・ソリスティ・ヴェネティとのヴィヴァルディをはじめとするバロック音楽、さらにオハコの現代リコーダー音楽集など、盛りだくさんの濃い内容で、20世紀後半のリコーダー世界を一望できるといっても過言ではないセットになっている。

今日はそんな彼女のRCA録音全集から、忘れられない1枚、「スカンジナビア・ムード」を。



┃豪華メンバーで紡ぐ、多彩な北欧の情景。

この1枚はペトリのファンになるきっかけになった1枚。図書館で初めて聴いたが入手困難で、以来ずっと再発売を熱望していた。

爽やかすぎるグリーグの「朝」(ペール・ギュント)から始まる、北欧作品を集めたいわゆるオムニバス。けれどこれがかなりイケている。

   UK.jpg
     ウルリク・ノイマン



選曲はフォークロアからグリーグ(Edvard Hagerup Grieg, 1843-1907)やアルヴェーン(Hugo Emil Alfvén, 1872-1960)といったクラシックの定番作曲家はもちろん、スウェーデンの王室歌の作者であるカール・ミカエル・ベルマン(Carl Michael Bellman, 1740-1795)、「フレースエーの花々」で有名なペッテション=ベリエル(Wilhelm Olof Peterson-Berger, 1867-1942)、ヨアヒムに学んだフィニ・ヘンリクス(Fini Henriques, 1867-1940)、といっためずらしい北欧人の作品も収録。

さらにジャズ・ミュージシャンのジョルグ・リーデル(Georg Riedel, 1934-)、20世紀スウェーデン最高の吟遊詩人と謳われたエヴェルト・タウベ(Axel Evert Taube, 1890-1976)、デンマークの有名な映画俳優で伝説的なギタリストのウルリク・ノイマン(Ulrik Neumann, 1918–1994)や世界中で大ヒットした「You raise me up」の作曲者として知られるロルフ・ロヴランド(Rolf Løvland, 1955-)にまでおよび、本当に多彩な音楽をまとめ上げて一つの美しい世界を作り上げている♪

共演はオスカー・ピーターソン・トリオのメンバーとしてグラミー賞を受賞したベーシスト、ニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン(Niels-Henning Ørsted Pedersen、1946-2005)に、スター・バリトンのボー・スコウフス(Bo Skovhus, 1962-)、ジャズ・バイオリンやヴィブラフォン奏者のフィン・ジーグラー(Finn Ziegler, 1935-2005)というデンマークのスターたちで、気の合ったアンサンブルを聴かせる。



┃スカンジナビア・ムード。

   NHOP.jpg ペデルセン


セルシェルに取り上げられて再注目されたというノイマンの「愛のワルツ」の哀愁漂う表情、タウベの「ノクターン」で聴かせる透き通った懐かしい音、「熊蜂の飛行」ばりのヘンリクスの「蚊の踊り」のヴィルトゥオージティ・・・。彼女はほんとうに多彩な音を自由に使い分け、圧倒的な演奏を聴かせてくれる。

スコウフスは重くなり過ぎない若い声が歌唱が北欧趣味に合っているし、ジーグラーのヴィブラフォンはアクセントになっていて飽きさせない。

特にハマったのはペデルセンのプレイで、「ヴェルメランド」では即興性に富んだ抒情美を聴かせてくれるし、「ポールはめんどりを」ではノリノリでユーモアあふれる世界へと誘なってくれる♪ ペトリとのアンサンブルも最高だ。

これはオムニバスというジャンルでも最高峰の傑作。重要なのでもう一度。最高峰の傑作! 是非とも一聴を!!


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